埋まっちゃった話等

28日
偽間男と食事。スタジオ終わりに20時前後ならどうにかなると思い、19時45分に迎えに行くと言った自分の詰めが甘かった、蟻んこたかるくらいに。終わったのが20時を15分も過ぎていて、携帯電話に着信と電子メール。何故「終わり次第連絡する」と言っておかなかったのか。
スタジオの同期・後輩と元バイト先の同僚を交えた7名でのなかなかにカオスな宴。
で、私と偽間男の下衆すぎる会話内容をここへあれしたらまじで、がちでくそ面倒臭いことになったのでその部分削除。
宴のあとは偽間男と二人の放浪が続き、ああでもないこうでもない。共通するのは、いいおもちゃが見つからないこと。人、個人に対して興味が持てないこと。それも含め、自分の理想のあれが見つからないこと。自分にとって何が、ぐにゃぐにゃの何かを埋めることが出来るのか判然としないこと、だから余計に見つからないこと。何かが必要なんだけど、探しているものが自分でもどんな物なのかわからないから見つからない。相違点は、偽間男は行動と反応に対しては非常に興味と好奇心を持って接し、それ故に、それを基本として人と付き合い相手をおもちゃにしているということ。対して私は、あそぶにしても、愛してないと無理だわ面倒臭くて。できねえ。せめて愛を持てよ下衆だなあ。って言ったら、「ああそう、そうなの、うーん」。
暗くて何も無い深夜一時の国道を延々走りながら、片思いが楽しいとか相手が振り向くと冷めるとか粉かけてる間が至福とか人として下衆すぎる吐露をお互いに続けていたら、あれ、おかしいなぐにゃぐにゃしたものがきれいに埋まっていた。意味がわからない。
 私の理想は甘えもあってハードル高すぎてとうてい出会えないわ、だからお互いのおもちゃが見つかるまでよろしくしようや、あんたは私のような女相手に、それも一度あれした女に、即答出来ないかも知れないけれど私と居ると楽しいよ。楽しくないの嫌いでしょう。私は面倒臭くないし、便利だし、迷惑はかけない、使い勝手もいい、私はあんたのつぼはおさえているしあんたは意識せず私のつぼを突けるひとだよ今も、私はあんたをずっと楽しませていてあげられるよ。どんなおもちゃが欲しくて、そのおもちゃでどんなあそびがしたいのかを試す道具にしたらいいよ私を。傷の舐め合いって言うけど、私たちに痛む傷も良心もないだろう下衆すぎて。ごみくずみたいな性格でしょうお互い。
そんな話をした。そうすると「えらい自信だね」と。まあこういう自信がないと男ひっかけられませんし。最早才能ですし。息をするようにそういうことができてしまいますし。で、どうだい。と言うとややあって、「いいよ」という返事。埋まった。その一言だけで簡単すぎるくらいに完全に埋まってしまった。